朝露光る緑の公園
昨日の夜から未明まで、雨が降っていたのか、今朝は地面が濡れていました。
それでも、雨雲はすでにどこかへ行ったようで、陽の光がまぶしい、とても心地よい気候の朝です。
早い時間から近所の公園へ散歩に出かけると、植物の上に残っていた雨の水滴がキラキラと光っています。
私は木陰のベンチに座って、ただただ木々が揺れるのを見ているのが好きです。
いま座っている場所は、枝葉のあいだから漏れる日光の加減がちょうど良く、かすかな風が吹くと木漏れ日が移り変わります。
静かな公園は、人の往来が増えてくると、鳥たちも鳴き声を上げるようになります。
自然にまつわる作品を多く残した海外作家、ヘンリー・デイビッド・ソローのようになりたくて、私は少しずつ植物や鳥たちの名前を覚えようとしています。
最近覚えたのは、オナガ。
その名前の通り尻尾が長く、可愛らしいフォルムをしている小鳥で、公園の中でよく見かけます。
小さいながらもなかなか強い鳥のようで、ちょっとくらい大きな鳥でも、鳴き声を上げて追っ払ってしまうほどです。
いま突然、強い風が吹き、私が頼りにしていた木の枝葉から、たくさんの雨粒が落ちてきました。
自然のシャワーを浴びたようです。
そろそろ腰を上げて、散歩の続きをしようかと思います。