MEMEX NOTE

素敵なことを少しずつ

読書

ドイツに心をはせる『針と糸』

普段から忙しい生活をしていると、「丁寧な暮らし」という言葉に憧れをいだきます。 急いで、次へ次へと仕事をしていることで、何か素敵なことを見逃しているのではないか。 もう少し心落ち着けて、段取り良く、秩序を持って、事を運ばせることができるんじ…

大作を作ることについて

私の愛読書の一つに『ゲーテとの対話』があります。 エッカーマンが記した、晩年のゲーテとの交友の記録です。 エッカーマンはいわばゲーテの弟子のような存在で、詩作や作品批評をするエッカーマンに対して多くのアドバイスをしていました。 そして、そのア…

リモートワークと自分だけの部屋

この数年間、新型コロナウイルスは、我々の生活の様々なことを変えていきました。 とにかくマスクを付けて、手洗いうがいを徹底し、混雑を避け、人との接し方も、働き方も、いろんなことが変わっていきました。 しかし、そんなコロナの影響も、いまやその力…

最高の一日

とても忙しくて休みどころではないような毎日を過ごしていると、いざ休日という無地の空白に解放されたとき、何をしていいのかわからなくなってしまうことがあります。 仕事のことばかり考えすぎたせいで、いつも休みの日にどんなことをしていたか、すっかり…

書評の楽しみ

週末になると書評をのせている新聞社が多いです。 私は書評が大好きで、できるだけ書評が読めるように、朝日新聞は土曜日朝刊、読売新聞は日曜日朝刊と、とりあえず2社だけ覚えています。 書評には今話題になっている文学作品、政治経済、最新科学など、様々…

作家たちの友情

先日、図書館で一冊の本を借りました。 スタジオジブリのアニメ映画『ゲド戦記』の原作本の著者、アーシェラ・K・ル=グウィンをご存知でしょうか。 彼女が生きていた中で最後のエッセイ集となった『暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて』という…